久恒 啓一

定価: ¥ 1,575
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発売日: 2002-12
発売元: 日本経済新聞社
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読んだ後練習が必要図解の展開方法などをきちんと実例とともに紹介してくれている実践的な本である。私は図で表現することができるようになると理解が深まると言うことで、図で現してみることの重要性を再認識しあした。
しかし、実践するとなると、図で説明する機会の多い人でなど、図で表す経験を積める人が使いこなせる技だと思います。
図は何度も何度も書き直して、理解が深まり図が分かりやすくなります。
しかし、何度も何度の書き直す経験がひつようとなるので、図を書く機会も少ない人とっては、図で表現するためにパワーを使うのはかなりハードルが高い努力目標になると感じました。
具体例が多いでわかりやすい図解ブームの中心にいる著者の大学での講義を再現したような講座です。記事や本の一部を学生に図解させて、著者が改善ポイントを指摘して、図解のポイントを説明していく構成になっています。具体例が多いでわかりやすいですね。図解の入門には最適の本だと思います。
ちなみに、図解の題材になっている「情報選択の時代」や「それは「情報」ではない」(いずれも、リチャード・S・ワーマン)の本が読みたくなってきました。
なかなか深い方法論本書は、図解表現することの効用を説き、その実際の作成法を丁寧に説明している。分かりやすいのでお薦めできる一冊だ。情報を図にして表現することで、考えることが促されるので対象の理解が深まる。また、問題の解決法が思いつきやすくなったり、物事をわかりやすく説明したりできるようになる。さらに、図を仲立ちにして人と建設的なやり取りができる。実践してみて、本書の説く効用はそのとおりだと感じる。
どうして図解するとこうした効用が出てくるのか。おそらく、私たちが扱う情報というのは無数の概念から成り立っており、その概念の関係性が情報を形作っているからだと思う。図解することは、その関係性を二次元的に明らかにすることだ。図を作るためには概念同士の関係性を明らかにしなければならない。だから思考が促される。概念の関係が明確に認識できるから、問題点もはっきりしてくる。そうすると図の余白に解決策が潜んでいることがわかるのだ。
ちなみに私は本書のほかに、トニー・ブザン『頭が良くなる本』で紹介されている頭脳地図(マインドマップ)も併用している。頭脳地図もキーワードを二次元的に展開するという点で、本書の理論と似ている。特に創造的な論文などを作るときに、頭脳地図は威力を発揮するように思われる(もちろんそれ以外でも非常に有効)。いずれにしろ、ノート法・表現法は自分流にアレンジして使いこなしていくといいのではないだろうか。
なお、西村克己『図解する思考法』と比較すると本書のほうが格段に良い。